「書体」と「Font」についてお話しいたします. 書体とはもともと typeface(英語) の訳語で, 活版印刷の分野において活字を一貫した様式でまとめた文字の集合体(形)のことです. 「行書(ぎょうしょ)」/「隷書(れいしょ)」など, 印刷用書体には存在する全ての文字が順に入っています. 一方 Font(フォント) とは, PCの中の OS にインストールされているデータ・ファイルのことですが, 現在では組版としての書体(活字体/文字の種類)と同じ意味で使われています. それぞれのOSには欧文 / 和文 / 記号 / 絵文字など多くの Font が標準(基本書体)として収められており, Font が字形から見た類別なのかデジタル・データを指すものなのかの区別が難しい.





グラフィック・デザインを行うためには必要なフォントが作業用PCにインストールされていなければなりません. また Webデザインでは, 閲覧する人が使用するPC(モバイル)に指定されているフォントが入っていることが条件となります.